北京西からチベット鉄道乗車

店を出て北京西駅へタクシーで向かう。

中国の駅は都市の郊外に位置していることが多く、これは都市部で悪いことをしてもすぐには逃げられないようにと言うことらしい。北京西駅までのアクセスもタクシーかバスのみで北京都市部との鉄道網は無い。

一方で駅にはそのまま逃げ切れるということでスリなどが多いらしい。余談だが中国で落とし物は発生せず、見つけても警察に届けられることは無いし、万が一届いても公安の懐に入るから戻ってくることは無いらしい。ほんとか?


北京西駅の外観はとてもきれいであるが、少し中に入れば自転車で通行する人や汚い店、物乞いと目に見える汚さがある。

旅行社からチベットまでの切符を受け取り駅の中へ。当然荷物チェックがある中で「急いでるの」との一言で中に入っていく女性がいたり、何故か呼び止められて身体検査を受けている人がいたりと公安が適当にやっているとしか思えない。

外国人観光客は公安にとっても面倒なのでスル―。


鉄道内での食事などを購入して、中国人よりも図々しく駅のマックで何も買わずに時間まで待機する。プラットフォーム前の待合室にはどこかの地へ行く中国人でごった返していて煙たい。


これから二日間お世話になる鉄道。一両目がディーゼルのドライビングフォース車で後の十数両がくっついているだけ。ちなみに中国の鉄道は軍事機密のため撮影は禁止だが、観光客と思われて特に注意は受けなかった。


結局半分残ったが、丸二日分の食料。寝台車は4人1部屋で、荷物や食料で狭くなるかと思っていたが、2階の奥に荷物置き場があり、大きい荷物は下車まで仕舞えるのでそう窮屈は感じなかった。

この日はビールが3人で6Lか8Lがあっという間に空き、途中止まった駅に降りたか降りなかったりして就寝。白酒はこの日は投入せず。