#19_戦後昭和史の正体(孫崎享)

戦後史の正体 (「戦後再発見」双書1)

戦後史の正体 (「戦後再発見」双書1)

作者は元外務省・国際情報局長という日本のインテリジェンス(諜報)部門のトップで、「日本の外務省が生んだ唯一の国家戦略家」と呼ばれている(Amazonから引用)とのこと。

戦後の政治家、主に首相がアメリカからの圧力に対して「対米追従派」であったか「自主独立派」であったかを軸として非常にわかりやすく日本がたどってきた道が語られている。

感じたのは、自主独立があるべき姿で対米追従アメリカの圧力に屈したよくない姿勢とした論となっているが、本当にそうなのかということ。時代によって常に自主独立がベストケースではなかったのではと不勉強ながら思う。

学校で習わなかった昭和史であるが、今の時代の流れに繋がる難しい部分なので、教える側も避けるわな。個人的には学校で習わなくてよかったなと思う。自分でいろいろ考えて学ぶ方がいいと思う。

そういえば、北方領土問題に関してのアメリカの関与はホントか?と思った。目からうろこでした。