#8_日中韓 歴史大論争(櫻井よしこ他)
- 作者: 櫻井よしこ,劉江永,金燦栄,歩平,洪熒,趙甲濟,田久保忠衛,古田博司
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/10/21
- メディア: 新書
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各国ジャーナリスト、歴史家による靖国、竹島、教科書、人権、五輪、軍拡、歴史認識に関する討論集。どちらも譲らないから言いっ放しで終わりのない、結論のない討論となる。
でもそれが現実なんだなと思う。どちらも育ってきた、教わってきた環境があって、あと意見を翻すことができない事情があって、そう言うしかない、そう言わざる負えないのだ。
この本は「はじめに」の下の引用を読んで、だいたいそう言うことだよなと感じた。察したが正しいか。
この間、日本政府は中・韓両国との間で、「歴史認識」をめぐる共同研究を開始した。数年に及んだ共同研究は終了し、報告書が作成されはしたが、それは日本と中国が、また日本と韓国が、各々の自説を書き記す両論併記で終わった。
かようにも、歴史認識を共有することは難しい。いや、それは不可能だとさえいえる。しかし、ここで問題なのは、その本来的に不可能な歴史認識の共有を、日本政府は可能だと勘違いしていることではないだろうか
私が外国人と接するとき(と言っても経験は浅すぎるが)に心掛けるキーワードはフレキシブル。いろんな人がいるから先入観で接しず、その人と生りを尊重してコミュニケーションをとること。
これは外国人にかぎったことではないか。日本人でもですね。いろんな人がいる、これ大前提。